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  • 執筆者の写真: SATO RYOJI
    SATO RYOJI
  • 6月25日
  • 読了時間: 1分

先日、「士郎正宗の世界展」を観に世田谷文学館へ行ってきました。私は攻殻機動隊シリーズが好きで学生時代に押井守監督のアニメ「GHOST IN THE SHELL」から入り、周辺作品を遡っておりました。若い時の感性には中々の劇薬だったと記憶していて、その原作原画を鑑賞できるのはとても良い体験でした。やはり当時の仕事人というのは描きにこめられる熱量が凄いと感じます。当たり前ですがコマ割り一つとっても抜群です。絵画的な経験則で言うところの構図センスがとても練られていて、現代では再現不可能な伝統工芸品でも観ているかのような気持ちでした。実際そうなのかもしれませんが。

攻殻機動隊の世界観はとても高度なSFで中々言葉にするのも難しいですが、私個人は「人の精神的な側面と倫理観に関する壮大な先取り」のように思っています。電脳というツールで他者との垣根が限りなく薄くなった世界で個人とは?命とは?どういった存在かという問いがあり、現実世界の社会が科学的に発展するほどこの問いが濃くなっていくことでしょう。AIだったりips細胞だったり、問題はフィクションからリアルへ移行していくようです。こんな風に解釈しています。間違っているかも、、自信ないです(笑)

興味のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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