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  • 執筆者の写真: SATO RYOJI
    SATO RYOJI
  • 7月9日
  • 読了時間: 1分

最近は紙を細かくフィリング状にして造形するドローイング作品を量産しています。個展で出した「NIKIN」やSKINシリーズはその先駆けです。ランダムな屑(最小はパルプほど)を寄せて叩きつけて、着色した際に頒布されるマチエールの特性を細菌のように捉え探っています。触れる全てに良性・悪性様々な最近がついていると思います。風の中にさえ。生き物の造形や温度にまとわりつき感染する動きは自然の中にある理智を感じます。生命に関する解釈としてこの制作を始めました。

来年の1月には「和紙とあかり」という銀座での企画に参加する予定なので、そこで2025年の成果を見せられるかもしれません。和紙を作ろうとしているのかと聞かれるとそうではないのですが、結果としてはかなり近い理屈で製造工程を組み立てています。木灰の水溶液で紙をつけたり、崩す直前に煮出したりと手間がかかるほど可愛いものです。今後も定期的にブログで制作の経過を報告していくのでお楽しみに。


※画像荒いですが、個展に持っていったSKIN初期の状態です。
※画像荒いですが、個展に持っていったSKIN初期の状態です。

 
 
 

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