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  • 執筆者の写真: SATO RYOJI
    SATO RYOJI
  • 1月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月24日

改めまして、

今回は私がどういったコンセプトの製作活動をしているのか話していこうと思います。


制作の名前はGarateiaガラテア。


名付けはギリシャ神話から引用していて、ピグマリオンという人物が愛情込めて作った大理石の乙女の名前から付けています。このピグマリオンという人物がガラテアへ施すエピソードが面白くて、理想の女性を自分で彫刻したのちに食事の用意や身の回りの世話をしたそうです。当然人間ではないので返事は来ない相手に狂信的な愛情を発揮したそう。

ですがその姿勢に心を打たれた女神アフロディーテがガラテアに命を吹き込み、ピグマリオンは人間になったガラテアと結ばれたそうです。


もともと私は命や人間という造形物に興味があり、小学生の頃には等身大の操り人形を作ったこともありました。幼い私は人への理解が将来凄いレベルまで到達して、寿命が近づけば新しい肉体を作ることで延命ができると妄想していました。その流れで夏休みの自由研究に等身大の操り人形を作ったのですが、作り終われば熱も冷めていった次第です。

それから時が流れ、大学生になり自分の作品というものを探らなくてはならなくなりました。そこで神話のエピソードと幼い頃の創作のルーツを掛け合わせた「人造人間」のテーマを閃いたのです。


※大学在学中に制作した1号
※大学在学中に制作した1号

完成した人間ではなく、自分の理想や経験を集めて人間にするまでの旅路。

この集積を含め創作活動をしております。


追いかけてくれたら嬉しいです。


HP


 
 
 

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