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  • 執筆者の写真: SATO RYOJI
    SATO RYOJI
  • 2月19日
  • 読了時間: 1分

更新日:5月24日

前回書いた「Skin」という作品シリーズについて、使う紙には少しこだわりがあります。


私は立体作品の記録画像を2トーンで印刷、アセトンなどの溶剤で和紙に転写して新たな図像を模索するコラージュ作品を作っています。その際に出る数百枚の版紙がSkinシリーズの素材です。Skinという作品の代謝を繰り返す構造として、そもそも受肉する素材自体が制作の記録の圧縮であるという存在の価値が欲しかったんです。画像は制作実験の中で没になった構造などが多く含まれているので、まさに新たな細胞に押し剥がされるような過程でSkinシリーズの作品は生まれています。代謝の時系列の中で常に古くあるSkinの最先端を展示の際には追って欲しいです。


※アセトン溶液による印刷転写の実験写真
※アセトン溶液による印刷転写の実験写真


HP


 
 
 

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